当院では、大腸ポリープの日帰り手術を行っています。ご自宅で安静にしていただく時間は必要ですが、入院することなく治療後はお帰りいただけます。
※組織採取やポリープ切除を行った場合には、後日検査結果をご説明にてお越しいただくことがあります。
大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできるデキモノです。 大きくは、腫瘍性と非腫瘍性に分けられ、非腫瘍性が大腸がんになることはほとんどありません。一方、腫瘍性ポリープはさらに良性と悪性(がん)に分けられます。悪性ポリープはすぐに治療が必要ですが、良性ポリープでも将来がんになる可能性が高いと推測されるものは、その場で切除しています。がん化する前に切除することが、大腸がんの予防につながります。
内視鏡の先端から出したワイヤーをポリープにかけ、絞扼し切除します。(ある程度大きなものでは通電し、焼き切ります)。痛みを感じることはありません。大きなポリープや数が多い場合、あるいは既往症や服用薬によって当院で対応できない場合には提携する病院へ紹介させていただきます。
治療終了後は、治療内容をご説明し、腹痛や下血などの問題がないことを確認後、帰宅となります。術後の出血を予防するため、帰宅後はしばらく安静にし、下記の注意点をお守りください。
鎮静薬・鎮痛薬を使用された方は、ご自身で運転することができません。ご家族による送迎またはタクシーによる帰宅をお願いいたします。 帰宅後は安静にし、飲酒や運動は控えてください。入浴はシャワーのみ可能です。
術後1週間は、刺激物や脂分の多いものは避けるようにしてください。アルコールも控えましょう。水分を多めにとり、食物繊維が豊富な食材を食べるようにしてください。
激しい運動、特に腹部に力がかかる動きは、1週間程度は避けてください。手術当日は安静ですが、翌日から軽いウォーキング程度であれば行えます。
術後は、便に血が混じることがありますが、少量であれば特に心配はいりません。ただし、大量に出血したり、痛みがある場合には、すぐにご連絡ください。