ピロリ菌

ピロリ菌外来

ピロリ菌外来

当院では、ヘリコバクター・ピロリ菌感染の除菌治療を行っています。

ヘリコバクター・ピロリ菌について

ヘリコバクター・ピロリ菌(通称ピロリ菌)は、消化器疾患を引き起こす細菌です。ピロリ菌は、親から子へ感染する形で、幼少期に感染していることが多いと考えられています。感染すると胃の中に棲みつくのです。 ピロリ菌に感染していると、胃がんをはじめとした消化器疾患のリスクが高まりますが、ピロリ菌は、抗生物質により除菌することができます。

ヘリコバクター・ピロリ菌検査

当院では、胃内視鏡検査による感染診断(観察のみでも感染の有無はある程度判断できます)と、採血によるピロリ菌抗体検査や便中ピロリ菌抗原検査、尿素呼気試験検査を組み合わせ、感染の有無を評価しています。

ピロリ菌外来の診療について

ピロリ菌外来の診療について

ピロリ菌感染が診断され、半年以内に上部内視鏡検査を施行されている場合には、保険で除菌治療を受けることができます。

除菌治療とアレルギー

薬物アレルギー(特にペニシリンアレルギー)の方は、抗生物質が使用できないことがあります。他院で除菌治療を受け、アレルギー反応の既往がある方にも、他の方法をご提案できる場合もあります。まずはご相談ください。

除菌治療の流れ

  • 1抗生物質2種類と胃潰瘍治療剤を1週間服用し除菌を行います。

     

  • 2除菌が成功したかどうかを調べる(除菌判定)場合には、少なくとも除菌後1ヶ月以降に判定検査を行う必要があります。当院では偽陰性(失敗しているのに陰性となる)の可能性を低くするため、除菌2ヶ月後に尿素呼気試験による判定を行っています。

     

  • 31回目の除菌が不成功の場合には、薬剤を変更して2回目の除菌を行います。当院の1回および2回終了時の除菌成功率は、92%および98%です。

     

  • 43回目以降の除菌治療は自由診療となります。希望される方が、診察時にご相談ください。